長野県上田市の鹿教湯温泉観光協会は、大きなテントの中でこたつに入って飲食を楽しむ「こたつバル」を開いている。昨年始め、好評だったため今年も企画。飲食の内容をより充実させた。
温泉街から「五台橋」へ向かう湯端通り沿いに高さ約2メートル、直径3メートル余のドーム型テントを2張り設置。4人まで入れる。1本のポールで支える「ティピーテント」もあり、こちらには2人用ソファを二つ置いた。
飲食物は同温泉の飲食店、旅館が提供。もつ鍋、鹿のスペアリブなどの盛り合わせ、あんこフォンデュといった6品を用意した。飲み物はホットワインやソフトドリンク。予約時に食べ物、飲み物を1品ずつ選び、当日、近くの交流拠点「ルシカ」で受け取る。
若年層に訪れてもらい、同温泉の夜のにぎわいを創出する狙い。昨年は夫婦やカップル、家族連れの利用が多かったという。市の地域おこし協力隊丸子地域担当の岡本梓さん(43)は「イルミネーションの光と相まって、非日常の時間を過ごせる。大切な人と特別な空間を楽しんでほしい」と利用を呼びかけている。
2月25日までの金、土曜に開く。午後5時から90分間ずつ3回で、使用料は1回2千円。加えてバルセット(2千円)を人数分購入する。前日までに同協会(電話0268・44・2331)に予約する。