商家に伝わる江戸時代のひな人形などを見て楽しむ「第19回北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」が、小諸市本町の「北国街道ほんまち町屋館」を主会場に開かれている。新型コロナの影響で4、5月に順延した昨年に比べて、ガイドツアーや催し、協賛イベントの数は2~5倍増。宿場町や明治・大正時代の商都の町並みが残る街道沿いを12日まで華やかにしている。
町屋館では、江戸後期のひな人形や海外25カ国の人形を並べたり、たくさんのつるしびなやつるし飾りを天井から下げたり、園児の作品を飾ったり。実行委は「平日も大勢に見に来ていただいている」とし、28日は午前中の来場が百人を超えた。
脇本陣粂(くめ)屋では今月11日に茶席体験(1服千円)を実施予定。ギャラリー紙蔵歩(かみくらぶ)や塩川五右衛門邸など5カ所では陶芸、人形、ハンドクラフトなどを展示販売している。
こもろ観光ガイド協会が用意している2種類のガイドドツアーは予約で定員が埋まった日もあるといい、28日現在空いているのは、北国街道沿いツアーは3月5日午前10時~正午(おにかけうどん・コーヒー付き千円)、小諸宿本陣主屋ツアーは10日午前10時~正午(参加料千円)。主屋ツアーは国重要文化財の本陣問屋場や江戸時代の名力士雷電の袂鐘(たもとがね)を保管する養蓮寺を巡る。申し込み問い合わせは同協会(電話0267・22・0568)へ。