上田市の上田創造館は12日まで、第24回「絵手紙展」を開いている。上田地域や長野市、松本市、坂城町、東京、千葉などの328人が寄せた556枚を展示。食べ物や花、動物などを描いた個性豊かな絵手紙が目を引いている。
フクジュソウやツバキの花を大きく描き、春の訪れを待ちわびる言葉を添えた絵手紙や、赤いイチゴの絵に「香りまで届けたいほど」と書いた作品が並ぶ。上田市南小3年3組の児童は運動会や社会見学の思い出を絵や文章で表現。半年ほど前に絵手紙を習い始めたという市内の70代女性は「エネルギーを感じる。人によって線の描き方が違って面白い」と話していた。
絵手紙にはそれぞれ宛先が書かれ、展示後、同館が投函(とうかん)する。同館は「新型コロナの流行が始まった頃より明るい内容が増えてきた。個性を楽しんでほしい」としている。午前9時~午後5時。無料。