上田電鉄(上田市)は5月5日、5が並ぶ「令和5年5月5日」の記念乗車券を発売する。改元を記念して2019(令和元)年11月を最初に和暦、月、日がぞろ目の日の記念乗車券を毎年作ってきた。同社は「令和に5が三つ並ぶのはこの日だけ。ぜひ手に取ってほしい」とアピールしている。
B4判二つ折りの台紙付きで、全15駅から180円区間の切符15枚をセットで販売する。切符は縦30ミリ、横88ミリの厚紙「D型硬券」。丸窓電車の愛称で親しまれた「5250型」や青ガエルと呼ばれた「5000系」など、車号に「5」が入った別所線の歴代車両の写真を印刷した。
購入特典として丸窓電車と青ガエルをあしらったA4判クリアファイルを配る。同社の矢沢勉運輸課長は「かつて走っていた車両が印刷され、ファンに楽しんでもらえると思う。歴代車両を含め、これからも別所線に親しんでもらいたい」と話している。
別所線の上田駅と下之郷駅で午前9時から販売する。税込み2700円で500セットを用意。12月31日まで有効だ。