東御市と群馬県嬬恋村にまたがる湯の丸高原で、約60万株とされる国天然記念物のレンゲツツジが見頃を迎えている。湯の丸スキー場第1ゲレンデ上部にある「つつじ平」は一帯が赤やピンク、オレンジなどに染まり、20日は登山客や観光客らがツツジの間を歩きながら熱心に写真に収めていた。
湯の丸高原ビジターセンター(東御市)によると、地蔵峠一帯では6月上旬に開花し始めた。20日現在で地蔵峠、つつじ平とも八分咲きほどとなっており、7月初旬ごろまで楽しめる見込みという。
埼玉県からハイキング仲間5人で訪れた安原恭子さん(77)は、湯の丸高原に来るのは4回目。「ツツジは今年が一番良かった。色合いが素晴らしい」と笑顔で話した。
19日には恒例の牛の放牧が始まった。7月2日までは「つつじ祭」が開かれ、夏山リフトを運行する。6月25日には東御市と嬬恋村の特産品販売などがある。