上田市別所温泉の活性化に取り組む上田女子短大(上田市)の学生団体「別所がぁる」は1日、小学生が忍者になりきって遊ぶ催しを別所神社や安楽寺周辺で開いた。児童たちは風呂敷を頭に巻いて忍者に変身。歴史を感じさせる風景の中、「修行」と名付けられた課題に取り組んだ。
同市や東御市、千曲市から小学生や家族ら50人以上が参加。7グループに分かれて8種類の「修行」に挑戦した。
このうち「謎解き修行」は、散策路沿いにちりばめられたテープの切れ端を探し、そこに書かれた文字をヒントに別所温泉のどこかに隠された「宝」を探す内容。子どもたちはテープを見つけるたびに「あ、『き』だ」「『も』がある!」と声を弾ませた。「別所神社に巻物がある」と突き止めて神社に向かうと、境内の地面などに置かれた巻物を手にして喜んだ。
上田市神川小3年の山岸弘武(ひろむ)君(8)は「文字を見つけるのが楽しかった」。イベントを中心となって企画した同短大幼児教育学科2年の宮下未夢(みゆ)さん(19)は「イベントに仏閣を回る要素を取り入れて良かった」と話していた。