マンホールのふたを愛好する上田市民でつくる「うえだ蓋(ふた)の会」が31日、市内の下水道や農業集落排水で使われる8種類のふたを対象にした人気投票「私の好きな上田市マンホール総選挙」を市役所で始めた。8月7日にはマンホールのふたの知識を学ぶ集会も開催。多彩なデザインがあり、まち歩きの楽しみにもなるふたの魅力をPRする。
半田大介代表(58)=保野=によると、かねて全国各地で見たマンホールのふたについて情報交換していた市内の愛好家5人が5月、潜在的なファンと交流しようと会を結成。総選挙は「マニアとしてどんなふたが人気か知りたい」との思いが発端という。
市の協力で7日まで市役所1階のつむぎラウンジに8種類の実物を展示し、投票箱を置く。オンラインでの投票は20日ごろまで受け付ける。人気があったふたは、ふたのデザインをPRするために配る「マンホールカード」への採用を市に提案する考えだ。
集会は7日午後7時から同ラウンジで。マンホール研究家森本庄治さんのオンライン講演や、会員らによるトークセッションなどがある。