しなの鉄道（上田市）は１６日、千曲川流域の「千曲川ワインバレー」で醸造されたワインを観光列車ろくもんで提供する「信州プレミアムワインプラン」を運行する。上田、東御、小諸各市などのワインを洋食コース料理とともに楽しめる。同社ろくもんセンターの山岸剣輔所長（３７）は「地元にこんなワインがあったんだと再発見してもらえたらうれしい」と話している。

　午後０時５１分に長野駅を出発し、同３時４０分に軽井沢駅に到着する。ワインは、ぼんじゅーる農園醸造所（東御市）やドメーヌ・フジタ（小諸市）など４ワイナリーの４種類。地元産ワインを提供する東御市の飲食店「ＴＯＭＩ　ＷＩＮＥ　ＣＨＡＰＥＬ」が選んだ。料理は飯綱町のサンクゼールが町内で経営するワイナリーレストランのメニューを用意する。

　田中駅（東御市）停車中に県上田地域振興局や立科町の職員らが同町と青木村のワインを振る舞う。同プランはこれまでも運行しており、今年は６月に続き２回目。今回のワイン４種類はいずれも、ろくもんで初めて提供される。

　料金は１人１万７８００円（税込み）。申し込みはろくもん予約センター（電話０２６・２７６・００６９）へ。