麻績村観光協会は１２日、聖高原の夏山安全祈願祭を現地で開いた。２７日に各観光施設の営業を始める。会長の塚原勝幸村長はあいさつで、村が聖高原スキー場近くで新たにオートキャンプ場を整備していることに触れ「新型コロナ前よりインバウンド需要が伸びる中で、聖高原も多くの観光客でにぎわうといい」と期待した。

　村観光課によると、オートキャンプ場は１０月末までのグリーンシーズン中にオープン予定。聖高原ホテルの跡地に、車が乗り入れられる８区画を設ける。

　この日は観光関係者や住民代表など１５人が出席。ゲレンデ下の休息所で神事を行い、三峯山(みつみねさん)の山頂に通じるリフト乗り場でテープカットをした。

　リフトと山頂付近から乗るサマーボブスレーは残雪が解けるのを待って、早ければ今月２０日にも営業を開始。聖湖でのヘラブナ釣りは既に解禁し、ボートや既存のキャンプ場、バンガローやバーベキュー施設は２７日に営業を始める。