鮮やかなピンクやバターのような黄色...。見頃を迎えたバラが咲き誇る中野市一本木公園で5月30日に開幕した「信州なかのバラまつり」(実行委員会主催、6月21日まで)は、連日の好天に恵まれて大勢の観光客でにぎわっている。来園者は甘い香りが漂う園内を気持ちよさそうに散策している。
1日に夫婦で来園した佐久市のパート従業員畠山光子さん(63)は自宅の庭でもバラを栽培しているといい、「この公園はいろいろな種類のバラがあって見応えがある。甘い香りがすてき」と楽しそうに話した。
初日は歌手の平原綾香さんが市民会館でのコンサート後に来園し、ヒット曲にちなんだ品種「カラーオブジュピター」の苗木を植樹した。
園内ではバラの苗木販売もあり、大勢の来園者が好みのバラを買い求めた。専門家によるバラの育て方講習も盛況だった。鮮やかなバラに囲まれ、子どもたちもブランコなどの遊具で元気に遊んでいた。バラの見頃は6月10日ごろまで続く。入園料500円。