長野など8都県の公道を走るクラシックカーのラリー「ラフェスタミッレミリア2015」が19日まで、4日間の日程で行われている。2日目の17日は、世界の名車129台が出走し、秋晴れの信州を走った。通過地点の下高井郡山ノ内町の渋温泉では、石畳の道をエンジン音をうならせて疾走。沿道の人たちが声援を送ると運転手らは笑顔で応えていた。
ラリーは東京・原宿が発着点で、参加者は期間中に約1200キロを走行しながら31カ所の「スタンプポイント」を巡る。コース途中での運転技術の正確性を競う。東京の車のイベント運営会社などが主催し、今年で19回目だ。
渋温泉のスタンプポイントには午後0時半ごろから、細長い車体が印象的なブガッティT51などが続々と到着。着物姿の旅館のおかみが専用の台紙にスタンプを押すと、ふたたび走りだし、「がんばれー」という沿道の声援に手を振って応えていた。
新潟市の坂井キソさん(87)は「赤いオープンカーの外国人さんが笑顔でハイタッチしてくれてよかった」と話した。