地域の観光資源の活用に取り組む茅野エコツーリズム協議会は9月3日、諏訪市の諏訪湖で開かれる全国新作花火競技大会に合わせ、茅野市・伊那市境の杖突峠にある観光施設「峠の茶屋」で市街地の夜景と花火を楽しむ催しを開く。「渋滞や混雑から逃れ、落ち着いた雰囲気で観賞してほしい」と参加を呼び掛けている。
標高1189メートルの峠の茶屋からは、晴れた日なら諏訪一円の眺望を楽しめる。協議会の歴史文化委員会は5年ほど前から、峠の茶屋で、八ケ岳山麓で栄えた縄文文化や諏訪盆地の地形、地質について学ぶ講座を開催。昨年初めて、講座と全国新作花火競技大会の観賞を合わせた催しを企画した。
3日は午後5時半、茅野市宮川の御柱屋敷に集合。バスで峠の茶屋に移動し、同市尖石縄文考古館の前館長、鵜飼幸雄さんから縄文文化や諏訪盆地に関する解説を聞く。7時から座敷でそばを楽しみながら、予定される1万8千発の打ち上げを眺める。
定員30人。1200円。申し込みは担当の北沢千登勢(ちとせ)さん(電話090・9807・2641)へ。