本陣岩波家で動画を撮影する慶応女子高の生徒

本陣岩波家で動画を撮影する慶応女子高の生徒

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諏訪地方の魅力、動画でPR方法研究 慶応大・慶応女子高の30人

信濃毎日新聞(2016年11月15日)

 慶応大の学生と慶応女子高校の生徒ら約30人が、諏訪地方の魅力を紹介する動画制作を進めている。情報通信技術を使い、イベントや場所などのPR方法を研究する活動の一環。4〜6人ごとに約3分間の動画を作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」での再生回数を競う。指導する同大経済学部の藤田康範教授(48)は「動画を活用して地域活性化を目指す取り組みの参考にしてもらい、地元でもどんどん動画を作成、投稿してほしい」と話している。

 藤田教授のゼミでは、映画のプロモーション方法を考えたり、群馬県伊勢崎市や千葉県我孫子市のPR動画を作ったりしてきた。本年度はユーチューブ運営会社の担当者らを招き、人目を引く動画の作り方や検索キーワードの設定方法などを研究。藤田教授の知人で諏訪地方出身の広告会社社員から諏訪を活気づけたいと相談を受け、PR動画を作ってユーチューブに投稿することにした。

 13日には、同ゼミの活動に自主的に参加している慶応女子高の3年生4人が、江戸時代に大名や公家が泊まった旧中山道の下諏訪宿(諏訪郡下諏訪町)にある「本陣岩波家」で動画を撮影。紅葉が見頃の庭園を歩いたり、縁側でおにぎりを食べたりするシーンを撮った。

 動画は、希望をなくした高校生が時空を超えて若き日の母と一緒に諏訪地方を巡り、生きる力を取り戻す―との設定。下諏訪町の旧茶屋「橋本政屋(まさや)」や諏訪湖畔でも撮影した。

 各グループは11、12月に撮影し、12月14日には諏訪広域連合長の金子ゆかり諏訪市長に動画の構想を披露。年明けにユーチューブで閲覧できるようにして、3月末までの再生回数を競う予定だ。

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