飯山市瑞穂の菜の花公園で3日、恒例の「いいやま菜の花まつり」が始まった。千曲川を見下ろす斜面や畑に黄色いじゅうたんのように菜の花が広がる光景は、北信濃の春の風物詩。好天にも恵まれ、県内外から訪れた行楽客らが千曲川や残雪の山々とともに眺めを楽しんだ。
公園には約800万本の菜の花が植わる。今年は雪解けが例年より早かったものの、4月に入り雪が降る寒い日があった。今月1日に満開となり、見頃がまつり期間にちょうど重なった。
10連休に伴い7泊8日の日程で家族3人と山梨県や長野県などを訪れている東京都稲城市の会社員、冨田幸治さん(48)は「川と残雪の山も背景にあり、とてもきれい」と満喫していた。
まつりは5日まで。大型連休中は見頃を楽しめそうだ。