電動アシスト機能が付いたスポーツ自転車で走る金子さん一家

電動アシスト機能が付いたスポーツ自転車で走る金子さん一家

長野県 蓼科・八ヶ岳・諏訪 アウトドア・レジャー

白樺高原を気軽に走ろう イーバイクの貸し出し開始

信濃毎日新聞(2019年8月2日)

 立科町の一般社団法人「信州たてしな観光協会」は、電動アシスト機能が付いたスポーツ自転車「e―bike(イーバイク)」の貸し出しを始めた。起伏のある白樺高原(標高約1500メートル)を気軽に走れるのが売り。周辺地域に貸し出し拠点を広げ、観光客の地域間の乗り入れを増やしたいという。

 イーバイクは1台約18万円で購入し、現在4台を所有する。3時間の充電で約100キロを走れる。小型のナビゲーション装置を搭載しており、車山高原(茅野市)や町北部などをつなぐ10〜60キロの9コースや、お薦めの飲食店を画面で紹介する。録画機能も備える。貸し出しは同協会で行い、料金は午前9時〜午後4時半の利用で5千円。

 同協会は、移動先でイーバイクを返却する「乗り捨て」の実現をにらむ。いずれも町内を通る旧中山道やビーナスライン沿いに貸し出し拠点ができれば、軽井沢町や諏訪地域との観光客の相互流入が期待できるとする。県の地域発元気づくり支援金を活用し、宣伝などにも力を入れる。

 長野市の会社員金子大輔さん(46)はこのほど、家族4人で約30キロのサイクリングを楽しんだ。家族間で体力や走力に差があり、妻と小学6年生の息子がイーバイクを利用した。金子さんは「自転車で素晴らしい場所を訪れるたびに、その経験を家族で共有したいと思っていた。イーバイクのおかげで手軽に夢を実現できた」と喜んでいた。

 問い合わせは同観光協会(電話0267・55・6654)へ。

今月のお得な国内ツアー びゅう

蓼科・八ヶ岳・諏訪 ニュース