7日にオープンする富士見町の富士見パノラマリゾートスキー場で3日、停止したゴンドラから人を救出する訓練があった。同リゾートと諏訪広域消防本部、茅野署の計51人が参加。本格化するスキーシーズンに備え、作業の手順を丁寧に確認した。
電気系統の故障で予備エンジンが動かず、ゴンドラに2人が取り残された―との想定。要救助者役の男性をロープで降ろす際には「ゆっくりゆっくり」と声を掛けながら慎重に臨んだ。
訓練に参加した同消防本部特別救助隊の木村芳治隊長(44)は「慣れない場所だったが想定したことは全てできた」。スキー場の担当者は「万が一の事故が起こらないように日々整備と点検をしていきたい」と話した。