諏訪市郊外にある霧ケ峰高原の国天然記念物「踊場湿原」(標高1540メートル)で、レンゲツツジが見頃を迎えている。湿原を彩る淡い赤色の花の周辺では、花の蜜を求めて虫が飛び交い、周囲の木々からはエゾハルゼミの鳴き声が響いている。
県霧ケ峰自然保護センターによると、4月に雪が降るなど気温が低い日があった影響で、見頃は例年よりも1週間ほど遅い。
踊場湿原は霧ケ峰の中では標高が低い場所にあるため、レンゲツツジの見頃は他の場所より早い。同センターは「これからさらに標高の高い八島湿原や車山湿原などで見頃を迎える」としている。