福井県福井市のダンススタジオ「シアター・ダンス・ラボ」は、発足15周年を記念した初の自主公演(福井新聞社後援)を11月7日、市文化会館で開く。「観(み)る人も踊る人も飽きさせないダンス」をコンセプトに、芝居を絡めた遊び心いっぱいのステージを繰り広げる。
シアター・ダンス・ラボは、ダンス講師で振付師のロビンソン千佳子さん(62)=永平寺町=が2004年に立ち上げた。約40人がジャズダンスやバレエ、ボーカルのレッスンに加え、芝居を絡めた物語仕立ての独自のダンス作品に取り組んでいる。
初の自主公演は10~60代の24人が出演する。演目は2部構成で、1部では、シアター・ダンス・ラボが取り組んでいるさまざまなダンスを小作品集として紹介していく。2部では、スパイや怪盗、魔女などが登場する4編の物語を、それぞれの役になりきってダンスや歌で繰り広げる。
自主公演が「夢だった」という発足時からの女性会員は、新型コロナウイルス感染症の影響で3月に予定していた公演が延期になっただけに「踊る喜びや楽しさを多くの人に感じてほしい」と本番を待ちきれない様子。ロビンソンさんは「見ている人が思わず顔をほころばせるような、ストーリー仕立てのシアターダンスの楽しさを伝えたい」と話している。
午後6時半開演。入場無料で、チケットは予約が必要。問い合わせはシアター・ダンス・ラボ=電話080(5855)6636。