飯山市街地で3年ぶりに開かれる「いいやま灯篭(とうろう)まつり」(実行委主催)に向け、飯山高校美術部の生徒らが5日、北陸新幹線飯山駅構内の飾り付けをした。天井近くや壁につるした折り鶴は約3千羽。鶴が飛び交うような演出で利用者の目を引いていた。
折り鶴は地元特産の内山紙を使い、市内の小中学生や高校生中心に作った。全国各地の災害復興、新型コロナ感染症などの悪疫退散、ロシアのウクライナ侵攻を憂えた世界平和などの願いを込めた。同校生徒や市職員ら約20人が鶴や星のオブジェをつるしたり、地球と白いハトを描いた大型の絵を飾ったりした。2年の竹腰騎士(ないと)さん(17)=中野市=は「見た人が感動してくれたらうれしい」と話した。
同駅での展示は21日まで。まつり本番は11日で、午後6時から本町ぶらり広場で開会式を行って、点灯する。