5人乗りの「ナックルフォア」で練習する子どもたち=8月、諏訪湖

5人乗りの「ナックルフォア」で練習する子どもたち=8月、諏訪湖

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ボートの魅力、親子で知ろう 競技人口増加図り、下諏訪町で10日に教室

信濃毎日新聞(2022年10月4日)

■「湖を進む気持ちよさを体験して」

 下諏訪町漕艇協会は10日、子どもなど幅広い世代にボート競技に親しんでもらおうと「親と子のボート教室・初心者教室」を同町東赤砂の下諏訪ローイングパークで開く。町内には県内唯一の漕艇場があるが、競技人口の減少が課題となっている。同協会は「教室を子どもたちに競技を始めるきっかけにしてほしい」と参加を呼びかけている。

 参加者は、舵手(だしゅ)1人とこぎ手4人が乗るボート「ナックルフォア」に同協会の指導員と同乗。初心者でも乗りやすいボートで、オールの持ち方やこぎ方を1時間ほど教わる。小学4年生以上でボートを体験したい人が対象で、小中学生は保護者の同伴が必要。子どもはライフジャケットを同協会から借りて着用する。

 同町は、東京五輪の事前合宿を誘致するなど地元でのボート競技普及を図っている。これまで県内の中学校でボート部があるのは同町下諏訪中のみだったが、今年5月には県ボート協会(下諏訪町)が小中学生対象のボートクラブチーム「Suwako Rowing Club(スワコローイングクラブ)」を設立し、子どもたちに関心を持ってもらう試みを始めている。

 町漕艇協会の西村和幸会長(72)は「まずは教室で湖の上を進んで行く気持ちよさを体験してほしい」と期待している。教室は同日午前9時に受け付け開始。雨天中止。事前申し込み不要で無料。問い合わせは町漕艇協会のメールアドレス(shimosuwarowing@gmail.com)まで。

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