塩尻市と岡谷市境にある塩嶺御野立公園で16日、明治天皇来訪の記念碑前で一礼するだけの塩嶺御野立記念祭があった。ここ数年20秒だった礼の時間を「心を込めるにはもっと短くても良いのでは」と15秒に短縮。参加者から適度な時間だとの声が聞かれた。
午前10時、集まった両市の関係者ら約130人は担当者の合図で一斉に頭を下げた。終了の合図があると、「短いな」といった表情で腕時計を見る人も。
祭りは年2回あり、春季は岡谷市、秋季は塩尻市がそれぞれ運営を担う。礼の時間はかつて1分だったこともある。合図した塩尻市の担当者は「場の雰囲気からも15秒が適当だと思った」と話していた。