下諏訪町の観光施設「しもすわ今昔館おいでや」は5日から、施設内にある大型天文時計装置「水運儀象台」のライトアップを始めた。同日午後6時半、高さ12メートルの時計装置に照明がともると、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
儀象台は中国・北宋時代の天文時計装置で、1997年に世界で初めて原寸大で同施設に復元された。諏訪大社下社秋宮のライトアップイベントに合わせた企画で、同日に親子3人で訪れた町内の大隅祥恵(さちえ)さん(31)は「遠くからでもよく見え、きれい」と喜んだ。同施設の伊藤俊幸館長は「街歩きをしながら夕涼みに訪れてほしい」と話した。
ライトアップは7日まで毎晩午後6時半から同9時に実施。期間中は儀象台がある中庭は無料開放されている。