茅野市の上川に17日、今季初めて11羽のコハクチョウが飛来した。24季連続で、「上川白鳥の会」によると、最も飛来が遅かった昨季の1月3日より14日遅い。11羽はカモと一緒にゆったりと川面を泳ぎ、会員らを喜ばせた。
諏訪湖には今季、昨年12月中旬にコハクチョウが飛来。上川では、昨年末から毎日観察している同会会長の塩沢恒登さん(76)=諏訪市=が、17日午前9時ごろに成鳥、幼鳥計11羽の飛来を確認した。塩沢さんは「鳥インフルエンザが流行したが、来るとやっぱりうれしい。見物に訪れる人には、帰宅後の手洗い徹底などを呼び掛けたい」と話していた。
昨季は3月11日までに延べ626羽を観察したといい、今季も3月上旬ごろまで観察できそうという。