諏訪地方は、諏訪湖で「御神渡(おみわた)り」の拝観式が行われた5日以降も厳しい冷え込みが続き、湖畔は大きさを増している氷のせり上がりを見物する人たちでにぎわっている。10日からの3連休はさらに人が増えそうだが、気温上昇とともに雨も予想されている。県諏訪地域振興局は「氷が緩む恐れがあり、湖上への立ち入りは非常に危険」と注意を呼び掛けている。
9日も午前中から大勢の人が、岡谷市や下諏訪町の湖畔に足を運んだ。周辺の道路では渋滞や路上駐車が目立つため、岡谷市は同市湊のみなと保育園近くに臨時の駐車場を開設した。
同振興局によると、湖への転落事故は確認されていないが、立ち入りが禁じられている氷上で「スケートをしている人がいる」などの情報が多く寄せられている。同振興局は1日計4時間ほど湖周に広報車を走らせ、氷上に立ち入らないよう呼び掛けているほか、湖畔で規制ロープを延長するなどして対応している。