イチゴは食べずに持ち帰ってね―。諏訪湖いちご園(諏訪市)は、新型コロナウイルスの感染対策のため、イチゴ狩りの客が摘み取ったイチゴをその場で食べるのではなく、箱に入れて持ち帰ってもらっている。訪れた人は感染対策としてビニール手袋とマスクを着け、イチゴを箱いっぱいに摘み取っている。
同園にはビニールハウス5棟(計約7500平方メートル)があり、諏訪地方では主要なイチゴ狩りスポット。甘くて食べやすいとされる「章姫(あきひめ)」などを栽培している。
26日はカップルや子どもらが訪れ、「家で、みんなで食べよう」「赤くて甘そう」などと話しながら、イチゴを採ったり写真を撮ったり。毎年訪れているという松本市の男性(28)は「食べられなくてちょっと寂しかったが、収穫する楽しさがあった。来年はイチゴをその場で食べる醍醐味(だいごみ)を味わいたい」と話した。
原則無休で6月までの午前10時~午後3時。予約が必要。問い合わせは諏訪湖いちご園(電話0266・53・5533)へ。