茅野市北山の古民家を改装したギャラリー「指北(しほく)庵」で工芸作家らの展示販売展が開かれている。県内外の33~71歳の男女5人による抽象画や人形、室内装飾など約120点。長年の創作活動から生み出されたユニークな作品を楽しむことができる。
市内の別荘で創作に取り組む道家(どうけ)節子さん(71)=東京都=が知人らに声を掛けて開いた。道家さんは、バラなどの形にした紙や革に塗料を混ぜた漆を塗った置物を展示。磁石で集めた砂鉄を下地にボンドで定着させて描いた抽象画や、東南アジアで集めた布で作る人形などもある。
食事で指北庵をよく訪れていた道家さんは2年ほど前から展示の構想を温めていたといい「それぞれの個性で作った古民家のイメージに合う作品を集めた」と話している。
26日まで(月、火、水曜と5日は休み)。無料。