県観光部は、都内のそれぞれのアンテナショップを活用して北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に対する首都圏からの関心を高めようと、新潟、富山、石川、福井の北陸地方4県と連携事業実行委員会(事務局・県観光部)を結成した。延伸開業1カ月前の2月14日から、連携企画の第1弾でホテルの宿泊補助券や各県の名産品などが当たるスタンプラリーを始める。
県は昨年10月、アンテナショップを備えた情報発信拠点「銀座NAGANO」をオープン。石川も銀座、富山は有楽町、新潟は表参道、福井は銀座と南青山にそれぞれアンテナショップを構え、今後、5県の6施設でさまざまな企画を共同で展開する。
スタンプラリーは、各ショップで商品を300円以上購入した人が対象となり、3県分のスタンプで各県の特産品、5県分のスタンプで3万円分の宿泊補助券が当たる抽選に応募できる。先着2千人には新幹線の絵柄のクリアファイルなどを贈る。スタンプラリーは3月13日まで。
2月18日には、各県の地酒やつまみを味わう共同イベントを銀座NAGANOで開催。5県の地酒とつまみを1種類ずつ、無料で200人に提供する。
アンテナショップを介した5県の連携は初めて。県観光部信州ブランド推進室は「イベントを通じて首都圏の皆さんに新幹線延伸への関心を高めてもらい、各県を訪れてほしい」としている。